★★ 波形測定 インジェクター&コイル
〜いすゞ117Coupe のある生活〜Last update 2006.05.07とある方から、相談のメールを頂戴した。
エンジンが掛からないと仰る。
曰く、コンピュータが壊れていて(インジェクタの波形が怪しいそうな)、コンピュータ内部の
電子部品を交換してみたいと思っている、その為には回路図が必要とのことだった。コンピュータの回路図など、私は持っていない。
一度、基板から回路図を書き起こそうとしてチャレンジしたが、手書きと思しきプリントパターンの
あまりの複雑さに根気が続かず、挫折した。
また、それを知ったところでどーなる、という気持ちも多少あった。それならば、ふと正常な波形はどうなっているんだろうと思い、ハンディオシロとデジカメを駆使して
実際にまともに走っている私のクーペの波形写真を撮り、現状の故障状態と比較してもらうよう、添付して返信した。故障の真偽はともかく、コンピュータが疑わしいと言う話は時々耳にするようになってきた。
そこで、コンピュータの良否(正確にはハーネスも含まれるが)を知るための簡単な方法として、
インジェクター波形を公開することにした。コイル波形編はモノのついでに撮ったものであるが、デスビの健康状態(軸が振れるとか、失火の原因追求とか)を
知るのに使えるかもしれないので、公開した。
私の使った測定器
「株式会社マザーツール」で取り扱っている HPS10 というものです。
Google、Yahoo、楽天などでも簡単に見つけられるようです。欠点は波形を外部出力出来ないこと。
上位機種はRS232C(シリアルポート)を持っているらしく、
デジカメなど使わなくても波形をパソコンに取り込めるらしい。
仕 様
LCD仕様 :64×128ピクセル
分解能 :8bit
最大入力電圧 :AC600Vp-p
サンプリング :最大10MS/S
周波数帯域 :DC〜2MHz
オートパワーオフ :最終キー操作後約15分
電圧軸レンジ :5mV/div〜20V/div(12ステップ)
時間軸レンジ :200nS/div〜1hr/div(32ステップ)
カップリング :AC・DC
入力インピーダンス :1MΩ/20pF
トリガー :オート/マニュアル
電源 :ACアダプター・単3アルカリ電池×5本(別売)
付属品 :取説、測定プローブ
寸法・重量 :105(W)×220(H)×35(D)mm 約395g
※ACアダプター別売