〜いすゞ117Coupe のある生活〜★★ 修理の軌跡(一部、チューンナップの軌跡もあり)
購入時にクラッチオーバーホール、車体オールペイント。
1993.12.26117Coupe 購入(走行107500km)
( 赤 → スーパーブラック ) 漆塗りの歴史 (^^;)
1993.12.30 ワイパーブレード交換
1994.3.5 エンジンオーバーホール(走行108500km)詳細はエンジンの秘密にあります。
1994.9.3 首都高ベイブリッジ走行中、シフトブロックが壊れ4速固定に(走行114700km)発生が夜 9:00 頃だったので直接ディーラーに行けず、首都高から東名横浜に抜け、 当時住んでいた横浜市緑区市が尾にたどり着いた。
翌日、影響でクラッチ発煙・焼損。
修理依頼時、ディーラーの受付嬢に、チェンジレバーがコーヒーカップのスプーン みたいにクルクル回る様子を話すと爆笑されたのが印象的なできごと。
1994.10.2 オーバーヒート、アッパーホースから漏水。首都高湾岸線、夜8時ころだったと思う。
追風なか、渋滞に捕まってラジエータに風が送り込めず、徐々に水温が上がったことが原因。
エンジンルーム内にクーラントの飛び散った跡が未だに残る。
ホルツのラドウェル(漏れ止め)で応急処置。
1994.11.1 ジェネレータ発電不良によるバッテリ上がり。(走行116900km)千葉・佐倉市付近にて。
全てのインジケータランプが点灯したまま数時間走行。
以前より兆候 (インジケータランプ全点灯) はあったが、何を意味しているのか判らなかった
(知らなかった)末のできごと。
「とりあえず東関東自動車道に乗れば何とかなる」と根拠もなく考え、佐倉ICまで来たが、
一般道路から佐倉ICの入り口のあたりで突然エンスト。
バッテリ切れがエンストに繋がるとは、当時、思ってもみなかった。このとき初めてJAFのお世話になり、隊員が神様に見えました。
隊員氏はジェネレータを軸方向にハンマーで叩いて、応急処置できることを教えて くれた。
JAFのサービスカーも同じことをして、基地まで帰り着いたことが有るらしい。
「医者の不養生」のようなものか?
だが、深夜で疲れていたので、バッテリ交換して近くのラブホテル(しかなかった) で一泊し、
翌朝そのままディーラーに直行。リビルド品のジェネレータに、及びレギュレータASSYも交換。
この時、ついでにアッパーホース、サーモスタット、温度センサを交換。
このサーモスタット交換が後日トラブルのもとになろうとわ。
1994.11.20 ヒータホースより漏水。(走行116950km)室内にクーラントの甘く危険な香りがしたので、これは!!と思い停車。
ボンネットを開けるとサーモスタットの辺りに クーラントが染みになっていた。
ここから染みだしてもエンジンの熱とファンの風によって瞬間に蒸発 してしまうので、
すぐには分からなかった。
そのままディーラーに直行、1994.11.1の時点で作業ミスがあったことを認めてくれた。このときの修理で、ついでにブレーキホース、スタビブッシュ交換。
因みにブレーキは、この時までロックできなかった。
まるで 天然ABS (ToT)
1994.12.18 サイドスリップ調整。(走行117300km)フルブレーキングでどこに向かって止まるのか判らなくなるので、危機感があった。
その結果、アッパーリンク・ロアーリンク・アッパーボールを交換。
さらにステアリング遊びを調整。
ついでに、いつ切れたのか今となってはわからないスピードメーターケーブルを交換。
1995.1.x デフより異音。大阪市内の螺旋状になった橋(住之江区〜大正区)を登っているときに発生。
後日の車検(1995.2.26)でベベルギヤ?の歯欠けと判明。
同じレシオの中古品が無かったので、ファイナルレシオを
3.909 から 3.727 に 換装して対処。
実はハイギヤードが好きなのです。
1995.7.21 エンジンブロックのメクラ板から漏水。ついでにタペット調整、カムカバーガスケット交換。
1995.7.31 マフラーが腐ってきたので交換。
1995.9.24 右ドアの内側ノブが折れた。117の弱点のひとつで、時々折れるものがあるらしい。
仕方が無いので、窓を開けて外からドアを開けた。
翌日、ノブを交換。
1995.12.9 左外側のブレーキランプ断、交換。この影響で全部のブレーキランプが点かなくなっていた。
因みにスモールランプは正常、ストップランプアラームも正常。
1996.2.10 車検(1回目)。 交換部品、修理は以下の通り。エアフローメーターを交換したのは、1995.12 頃から時々エンジンストールに見舞われる
- エアフローメーター交換(中古部品)
- エアフィルタ交換
- 燃料タンク清掃
- 燃料フィルタ交換
- 燃料ポンプ清掃
- デフ・ミッション・ブレーキ・パワステ・エンジンのオイル交換
ようになっており、その対策としてやってみた。
が、特に効果はなかった。 ( 1997.1.x に原因は判明 )
1996.11.23 ボディに傷が増えてきたので、両側面を塗装。(スーパーブラック) 漆塗りの歴史その2。さらに予防としてセルモーターをオーバーホール。
リヤブレーキキャリパーが固着してサイドブレーキが効かない状態になっていたので オーバーホール。
なお、117のサイドブレーキは専用キャリパーではなく、フット ブレーキのキャリパーを使っている。
従って、ブレーキが作用していたのは 前2輪だけだった。
お〜怖い怖い。
1997.1.x エンジンストールの原因判明。冷却水の温度センサのコネクタに付いているツメが折れており、接触不良を起こして いた。
コネクタはプラスチック製で、高温のエンジンルームのため経年劣化を起こし た様子。
外見は正常に見えた。
針金でコネクタを固定して処置。なお、エンジンストールは踏み切り・マンホール等、車体に振動を与えた直後に発生 していたが、
この原因は偶然見つかった。
ある交差点で右折したところでストール、重いハンドルと効かないブレーキでなんとか路肩に止めて、
ボンネットを開け、なにげに水温センサを触ると外れていた。これを元に戻すと、さっきのストールが
嘘のように安定してアイドルしている。針金で巻いてから、このトラブルは起きなくなった。
1997.2.7 バッテリ上がりのため交換。
1997.10.16 始動不良のためガソリンスタンドでバッテリ再充電。エンジン回転中のバッテリ端子電圧は13.00[V]であった。
バッテリ自身の端子電圧は 12.0[V]。ガソリンスタンドまで往復する手間と費用が馬鹿馬鹿しくなったので、
その後、AUTOBACSで充電器とバッテリプレートの活性剤(電撃丸)を買った。
充電器はその後、大活躍しているが、電撃丸は見かけていない。
1997.11.09 ブレーキホース交換。サーキットでのブレーキ能力を向上させるため、ステン・メッシュされたものに交換。
ちなみにイン手ーはテフロンである。
1997.11.22 バッテリ交換。(走行149500km)10/21始動不良の時点でバッテリは、かなりダメになっていたらしい。
1997.11.23 余りにもバッテリに関するトラブルが多いので、次の対策を実施。・バッテリターミナルの交換 -> 始動性が幾らか向上した。
・レギュレータ交換(中古) -> 予防交換。レギュレータの中身はリレーで構成されており、目に見えない火花が発生する。
これが原因となり、どうしても接点が焼けて傷んでくる。
充電開始電圧が狂ってしまうか、充電状態が安定しなくなる等のトラブルが起きる。
1998.01.18 車検(2回目)。 依頼した項目は以下の通り。
- リヤ・ハブベアリングのシール交換
- ディスクブレーキのロータ面研
- ディスクブレーキのパッド交換 (ノーマルl -> BRIC)
- トランク板金
- エキパイに遮熱テープ(セルモータの熱対策)
- セルモータOH
- セルモータのアース強化
- 再びバルブタイミングの変更(更なるパワーアップを!)
そのほか、オイル交換などの一般的な車検整備。
1998.02.01 車検終了。 作業項目は以下の通り。
- リヤ・ハブベアリングのシール交換
- ディスクブレーキのロータ面研
- ディスクブレーキのパッド交換 (ノーマル -> MARVEL)
- トランク板金
- ハンドル遊び修正
- セルモータOH、セルリレー交換、スイッチ交換
- インジェクションをキャブレター (Solex 44) に交換
- 燃料ポンプをミツバ製電磁ポンプに変更
- 触媒をストレートパイプに付け替え
- 再びバルブタイミングの変更(更なるパワーアップを!)
そのほか、オイル交換・エレメント交換など、一般的な車検整備。
1998.02. キャブのリンク機構に注油。すると一気にキャブの同調が狂って、アイドルで5000rpmも回ってるのに
クラッチを繋ぐとストール。
キャブは 2器(4気筒だから)付いていて、両方とも混合気が同じにならないと
まともに回らないのだが、リンク機構に注油したお蔭でキャブに繋がるアーム
が滑ってしまったのが原因。
リンク機構は固着するまで触ってはいけないのだ。
1998.02. ウォーターポンプ取り付け面から漏水。ウォーターポンプとエンジンブロックの接合面から漏水。
低回転ではすぐに蒸発して判りにくいが、回転を上げると噴水のように
吹き出す。
修理すると、リザーバータンクの水面が一定するようになった。
なんとなく減るな〜、と思っていたのだが。
1998.03. ウインカー点灯せず。ハザードランプはOK。⇒ ランプ自体は生きてる。
ターンリレーに直接+12Vを掛ける ⇒ 一回だけ点灯する。ターンリレーの消耗と判断。
外したターンリレーには次のような記載があった。
・日本電装 5−83470−001−1
・FN253G
・+12.8V 85c/m
・23w × 2 + 3.4w × 2
・061300−3421
1998.03. ターンリレー交換。某所で「ミツバ FR−9H」というウインカーリレーを購入。
カチカチ音がしないので、ウインカーの戻りの悪い117にはチト役不足かも。
1998.03. ワイパーブレード交換。オートバックスブランドの「S43 サイドバヨネットクリップ」 No.164580
というタイプが使えた。
まぁ、何でも合うのかもしれませんが。
1998.05.10. デフOH ほか。デフから、まるで路面電車(要は釣懸式)のモーター音みたいな騒音が出るように
なった。
分解した所、リングギアに細い草の葉のような傷跡が深く入っていた。
ハブベアリングがヘタって来たり、何らかの要因でドライブシャフトが前後に動くと、
デフのリングとピニオンの遊びが変化し、キズの原因となるらしい。同時にオイル交換(Duckhams 15w-50)、クーラーガス補充。
クーラーガスは 2本も入った。要するにカラ ⇒ 漏れてる (泣)
1998.05.31. フロントグリルの塗装。所々、塗装がはげてカッコ悪いので、艶消し黒でスプレーしてやる。
このときエンブレムの「唐獅子」が外れたので、ボンド・アロンアルファで接着
してやる。
外れるのが走行中でなくて良かった。また、このときテールランプが点灯しないのを発見。
1998.06.06. テールランプ。リレーボックス側のカプラが外れていたことが判明。
ボンネット・オープナーのすぐ脇にあるので、なにかの拍子に緩むと
ボンネットを開ける時に引っかかって、簡単に抜けるようだ。
大したことでなくて良かったが、これくらいすぐに見つけたいもんである。
1998.07.05. カーステレオ(社外品)の取り付け。詳しくはこちらをご覧ください。
1998.07.20. バルブ・タイミングの修正。主治医のレーシング・ベレットと同じ仕様にして、「レースからのフィードバック」と
喜んでいたが、そのベレットはオーバーレブしてバルブがピストンと当たってしまい
バルブを曲げてしまったらしい。キャブらしさ満点の低速トルクのない仕様で、
まさに「走る実験室(失敗編)」である。
で、お客のクルマが二の舞になる前に、というわけで大人しい目のタイミングに
されてしまった。
具体的にどこをどう触ったか教えてくれないし、聞いても理解できないので
無関心に徹している。ほかに
・ウォーターポンプのシール交換(漏水は止まっていなかったのだ)
・エンジンオイル交換
・運転席側テールランプ上の、トランク〜フェンダの溝に巨大なサビ穴発見。
1998.07.20. サビ穴の修理。・サビ穴
取り敢えず、錆を取り去ってからホルツの「サビチェンジャ」を塗る。
そして乾燥したらパテで埋めて、巧く雨水が流れるように成型する。
黒く塗るのは、暫くたってからにする。・ウインドウォッシャ液が出ない
モーターの動作音が聞こえない。・バックランプが付かない
これも117の弱点らしく、ミッションケースに付いているスイッチが接触不良
になるそうだ。
1998.08.23. 水温センサの配線切れ。この配線は元々、線長に余裕がないうえにエキパイの高熱に晒されている。
電線には最悪な環境ですな。
コンピュータには影響しない配線だったようで、フツーに走れたのでホッ。
1998.09.13. バックランプ調査ランプ自体はOK。
電圧は出ない。
やはり、ミッションケースのスイッチか?
手が入りにくい箇所なので、主治医はイヤな顔をする。あと、フロントグリルに 「2.0」の赤いエンブレムを期間限定で付けた。
これは、横浜出張中に市が尾で見かけた117に付いていたのを真似た
もので、けっこう似合う(と思う)。
このエンブレムを取り付けた写真が「J’s Tipo No.70」の特集
「いすゞ帝国の逆襲」に載っている。
1998.09.20. 水温センサ配線修理切れた線は半田付けではなく、キボシ端子を使って再結線。
この方が遊びが確保できて、エンジンの振動にも強い。ついでに、ブレーキオイルの空きボトルを使ってオイルキャッチタンクを
付けた。Lockheed Super Dot-4 の空きボトルがガンガン転がっている
なんて贅沢だな〜
1998.09.20. レカロシートの装着詳しくはこちらをご覧ください。
同時に 四点式シートベルト「Sabelt cluibman-B」を取り付け。レカロ + 四点式シートベルト = サーキット走行
だったりします。
1998.10.25. ヒーターバルブの手動化XE-Limited はオートエアコン装備である。このエアコンは負圧によってウォーター
バルブを開閉しており、キャブ化されて負圧の供給が難しくなったので、温水が
ヒータコアに届かなくなってしまった。手っとり早い方法として、バルブを手動化するべく XCグレード のウォーターバルブ
を流用した。
しかし、使用感としてはバルブを開けて走ると窓が曇りやすいし、暖冬のためか
バルクヘッドからの輻射熱か、バルブを開ける必要はあまりなかったのだった。
1999.01.10. ブレーキパッド交換サーキット対策として、フロントのみ 「BRIG F4002 RALLY用」に交換。
このとき、1998.02.01に装着した MARVELは 残り 1mm になっていました。
結構減るのねぇ。
1999.01.10. タイヤサイズ変更Hayashi Racing の 14inchホイールが手に入ったので、サーキット兼街乗りとして
暫く使ってみることにした。
( OFFSET 14、185/65、トーヨータイヤNP01)
リアブレーキディスクのネジと干渉するので、5mmスペーサが必要だった。
あと、フルステアするとインナーフェンダーに干渉して、バキバキ音が鳴る
ことが判明。
1999.05.06. カムシャフト変更と言ってもハイカムではない。IN側のカムをEX側にも使うのである。
これによってリフトとオーバーラップが少しだけ増えるのだ。
パワーは上がるが、燃費は悪くなるのだ(笑)
1999.06.29. LSD取り付け関東で「いすゞ」と言えば、良くも悪くも「イーグル狭山店」である。
117の純正LSDが残っていたので直ちに発注、2週間後に到着した。
けっこうハラハラしたぞ〜、高価だからな (苦笑)早速取り付けるが、なぜかリングとピニオンがすんなり合わない。
リング・ピニオンとも傷だらけである。
ベレットのリング・ピニオンを流用してなんとか走れるレベルになったが、
異音は完全には消えなかった。
本当に純正なのだろうか? LSDの梱包は本物だったが。まぁ、暫く走ってデフの慣らしをするか。
1999.08.14. LSD調整デフケーズからオイル漏れを発見。
ついでに以下の調整した。
・リング/ピニオンギアを交換 (今度は 1800 XC のもの)
・リング/ピニオンギアの噛み合い(アソビ調整)
・デフオイル交換主治医は相変わらずLSDに違和感があるらしく、
「なんだか大き過ぎ。いままで幾つも組んだが、こんな不具合は皆無だった。
もしかして4ピニではないか?」
とのご意見。謎である。辻にしてみれば、効果があって耐久性が確保できれば、それでOKだったりする。
1999.09.11. LSD調整・デフケーズのオイルシール交換
・デフオイル交換
WAKO'S 5120LSD 80−120 (FF機械式LSD・ミッション用)
・ギアオイル交換
WAKO'S MT75−90
1999.10.9. ブレーキパッド交換・フロントのブレーキパッドをノーマルに交換。(元のは残り 1mm だった)
ノーマルを使ったのは単に金銭的な理由。
1999.10.. フロント・ショックアブソーバ交換場所は兵庫県神戸市長田区の「スピードショップF2」、1本11000円也。
F2さんはKONIに直接やりとりしてるのか、いまでも、デッドストックではない
新品のショックが手に入る。
1999.11.15. リア板バネ交換トヨシマH150シリーズには117の強化板バネもラインナップされています。
ブツはオートハウスハルキを通じて入手。聞いた話しでは、トヨシマにとっては売れ筋ではない、117の板バネを作るための
治具を捨てようとしている間際だったらしく、ハルキの社長が慌てて止めさせた
らしい。
1999.12.5. ブレーキパッド交換フロントのブレーキパッドを BRIG F4002 に交換。
23000円也。
117クーペで参加するサーキット走行会の準備として、各種オイル交換。
・エンジンオイル Duckhams 15W-50 (鉱物油)
・ギア WAKO'S MT75−90
・デフ WAKO'S 5120LSD 80−120
・ブレーキ AP Lockheed Super DOT-4
1999.12.25. 車検車検対策
・ヘッドランプ ハイビームにするとLOWビームが点灯しない。
・LOWビームのバルブ交換。
・最低地上高が不足したので、15inchタイヤを使ってクリア。〜〜〜近況(2002.08.某日)〜〜〜
謝辞:
1994.9 〜 1994.12 の修理は、横浜市青葉区青葉台の神奈川いすゞのお世話になり
ました。大変に気持ち良い対応と、クルマ好きなメカニック氏と、なぜか欧州車の
メンテナンスもやっているのが好印象でした。ありがとう神奈川いすゞ!!
TOP PAGE に戻る
メールはこちら