★★ アンテナ基台
〜いすゞ117Coupe のある生活〜
取り付け編
取り付け前と後の雰囲気を比較してみました。
アンテナ基台を手で支えて仮止め、収まり具合とか取付位置に不具合が無いか、
じっくり検討します。
テールランプには反射板が一体成形されているのと、
ルームミラーからアンテナが見えた方が安心なので、
実際の取り付けはセンター寄りにしました。
117のバンパー内側を真下から覗いてみました。
バンパーの耳が1cmくらいあって、そのままではアンテナ基台のフックが掛からない
ことが判ったので、バンパーの耳折りを決断しました。
アンテナ基台のフックを改造するのは、アルミの厚み(1mmちょっと)と
強度低下のリスクがあったので、簡単で確実な方法を採ったつもりです。
バンパーを外します。
赤い矢印は、それぞれナットが掛かっていた部分。
バンパー側はゴムブッシュで受けていますから、
取り付けの際は締め過ぎないことが大切です。
取り外しはナンバープレートに近い部分にある2本のボルトを先に緩めると、
赤い矢印のボルトも外し易いです。余談ですが、22番のゼッケンプレートは西風作『GT−Roman』で有名になった
Club East Angila
が主催していた計算ラリーイベント「RALLY FRESH VERDURE」に117で参加した時のもの。
バンパーが外れました。
とても重いです・・・
バンパーの内側を見てみました。
見なかったことにしたいと思いました。
バンパーの耳折り作業。
最初はバイスプライヤーで曲げていましたが、フックを掛けるには180°の折り曲げが必須であるため、
純正ジャッキをプレス機のように使って、少しずつ、小まめに曲げていきました。
一気に曲げようとすると鉄板が伸びてしまうので要注意。
アンテナ基台のフックの掛かり具合をチェック。
掛かりは浅い(数ミリ)ですが、真後ろに引っ張っても大丈夫なことを確認しておきます。
左はバンパー下部側のフック。こちらは無加工でOK。
中央はバンパー上面、耳折りによる歪みはほとんど目立たず、また、アンテナ基台で隠れています。
右はバンパー内側。フックは数ミリですが、アンテナ基台のツメが元々短いだけのことです。
本締めしました。
バンパーは柔らかいので、いくらでも締まります。
バンパーの捩れ具合を見ながら適当に締めます。
アンテナケーブル。
太い部分と細い部分が分離しないタイプです。
離さなくても取り付けられるのなら、その方がベターです。
117のトランクには水抜き穴(塗料抜き?)があります。
通常、ここはゴムキャップが被さっていますが、ボロボロになっかキャップが
外れて転がっていました(苦笑)この穴を使ってケーブルを引き込みます。
幸いなことに、この穴は面取りされているので、
ケーブルの表面に受けるダメージは最小で済みそうです。左はケーブルを通す前、中央はケーブルを引き込んだところ。
右はケーブル出口(板バネのすぐ右側)。
アンテナ基台に空いている穴はパイプ形状のポールを想定しているようで、
そのままでは大き過ぎて使えません。
左写真のようなプレートをアルミ板で作ってボルト・ナット止めしました。
ケーブルの取りまわしを目立たなくするため、ケーブルのアンテナ基台側を
バンパーの内側から通すことにしました。
一旦固定したバンパーを外すのは気が乗りませんでしたが、
綺麗な仕上がりを期待して、ここは気合一発。
ケーブルのアンテナ基台側をアルミプレートに固定します。
ケーブルの引き込みは、遊びが出ないようにタイラップでリアサスに固定しておきました。
トランクルームに引き込んだケーブル。
ケーブルの細い部分は約1mありますが、ギリギリでトランクフロアに届きました。
太い部分は取りまわしに苦労するので、この点はラッキー!
リアシートの背もたれを倒して、トランクルームからケーブルを引きます。
なるべく目立たないように、かつ、ゆとりを持って。
普段は運転席のすぐ後ろ、フロアマットの裏に隠してあります。
無線機を使う時だけ、ここから取り出して接続します。
走りながら交信するわけではないので(携帯電話より危険!)、
この程度の準備で私には充分なのです。
Last update 2004.04.23