〜いすゞ117Coupe のある生活〜

★★ ドアノブが折れた。
Last update 2007.06.22


いままでも何度か折れたことがあるドアノブである。
今回は偶然か必然か、新品がメーカーから出てきた。

そして、これは偶然だが丸目クーペのものと思われるドアノブが手元にあったので、
新旧比較、折れた箇所の形状、メーカーから出てきたドアノブに関して考察してみたい。

写真をクリックすると拡大表示されます。


折れたドアノブ

   

切断形状と断面。

なんとなく、引きちぎれたかの様には見えますが、
これが金属疲労と呼ぶものなのかは、専門外なのでわかりません。
判別つく方はメールにて教えてください。
 
 

 

ノブを留めるネジに近い部分に応力が集中すようで、上の写真と相まって、斜め上に捩じれて折れたかのようにも。
ドアのシャフトに力が正しく伝わっていなかったようです。
 

【考察】
緑の矢印は、ドアを開けるときにドアノブを折れやすくしがちな手をかける位置と方向。
オレンジ色の矢印はドアノブが折れるときの応力方向。
オレンジ色の矢印の終点がシャフトの先端あたり(クリーム色の点線)に来ている事に、注意してください。
構造的・材質的に、捩じれには弱いのかもしれません。

折らない為には、水色のエリアを持ち上げるのが良いようです。
シャフトに対して応力が直角に掛かり、ノブを捩じることは避けられます。



 

ドアノブの丸目・角目の比較

偶然にも、手元にいわゆる「花まる」と称されるトレードマーク入りのドアノブ(丸目クーペ用)がありました。
予備に取っておいた角目クーペのものと、違いを見比べてみました。

  

左写真が判り易いですが、大きさとか造りが微妙に違っており、なかなか興味深いものがあります。
 

   

 

スプライン、およびネジ穴のの深さが違うので、相互流用は難しいかもしれません。
スプラインの掛かりが浅いと、ノブが捩じれて折れる原因になります。



 
新品で手に入った、角目のドアノブ

古いパーツと比較する時間がありませんでした。
分解するチャンスがあれば(そして覚えていたら)、三世代比較をやってみたいですね。

  

従来と異なる金型で作ったとしか思えない、新品のドアノブ。
見た目、手触りとも硬質感はありますが、実用上の耐久性は未知数です。

   

 

なんのマークも記号もなく、ただソリッドで美しい光沢を放っています。
ひょっとすると汎用部品なのでしょうか。

それとも、いすゞも乗用車オーナーの存在を認知・評価し始めているのでしょうか。

でも、このままだと、このパーツは正体不明です(笑)


 
 

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