〜大阪北港ヨットハーバー ディンギー教室〜

★★ 2007年 6月 3日 

Last update 2007.08.12

クルマ以外にも好きなものがあります。
そのひとつはヨット、特にディンギーヨットだったりします。

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私の母港である『大阪北港ヨットハーバー』

ここでは毎年、ディンギーヨット教室を開催している。
ディンギーヨットの楽しさを知ってもらい、ヨットハーバーに活気を呼び込むための重要なイベントである。

その日、ヨット教室のことなど知らず、ビデオカメラの取り付け&テスト撮影で何となくサボを走らせていたら、
たくさんのヤマハ・シカーラが固まって走っていた。

そして、二人で乗ることが多いフネなのに、なぜか全艇三人乗っている。
さらにはモーターボートも数隻、マークを打ってコースを周回するシカーラを取り囲んでいる。

『 そーか、これが噂のヨット教室か。』

そんな訳で、練習海面にお邪魔して、ヨット教室のシカーラを追いかけ回して
ビデオ撮りしましたぁ。(MPEG1形式、1時間2分、637.4MByte)
[SONY DigitalHandycam DCR-PC3+SportPack SPK-PC2で撮影、TMPGenc4.0XPRESSでエンコード]

上記のビデオを観るには、MPEG1を再生できるソフトが必要です。

【お願い】
ストリーミング配信ではありませんので、(Windowsでは)右クリックで「ファイルを保存」してご覧ください。
普通に人指し指で左クリックするとWindowsメディアプレイヤーが起動して、ビデオ再生がはじまると思います。
ところがこの操作は、このページを見ているあなた以外の方のwebアクセスを遅くしたり、何かと影響が生じます。
これはサーバの処理能力が、映像が途切れないようにデータを送出することに割かれてしまうためです。
ご理解、ご協力お願いいたします。
 
 

練習艇を邪魔しないように、頻繁にタック・ジャイブを繰り返しているので、
動画を観ていると目が回って気分が悪くなってしまうかもしれません。

そんなときは大阪北港YHで本物のディンギーヨットに乗ってみてください、きっと気分が良くなります(笑)


 ヨットハーバーと練習海面の位置関係 

インターネット地図検索サービス『MapFan』より。

い囲みが大体の練習海面、黄色い三角ラインが練習周回コース。
左の鋭角が「下マーク」
左の鋭角が「上マーク」
鈍角が「サイドマーク」

(クリックすると大きな画像が表示されます)


 ビデオ実況説明 

解説なしにビデオを観ても、何のことか判らないかもしれません。

試しに、ビデオの時間軸に沿って、カメラボート『サボ』が何故そう動いたのか、解説してみました。
ビデオを見るときのシナリオ解説として読むと、面白いかもしれません。

時間軸(時分秒) 画面説明
0:00:00 ハーバー水面でビデオ撮影をスタート。
0:01:00 なんとなくセーリングゾーン(新淀川河口)に出る。
0:02:20 シカーラが見え始める。
0:03:17 少し遠くをレンタルシカーラが横断
0:03:57 目前をレンタルシカーラが横断
0:04:48 タックしたらヨット教室のサポート艇が居た。
0:05:26 タックして、練習中のシカーラを追いかけ始める。
0:07:15 頭上を飛ぶヘリコプター、舞島ヘリポートで離着陸の練習中。
0:09:03 実は、ようやくヨット教室をやっていることに気がついた。
0:10:05 風速が上がってきたのでフネをベアさせて、プレーニングして遊び始める。
0:10:35 リーチtoリーチでタック、なおもプレーニング。でもすぐに風が落ちてイマイチ。
0:12:20 三人乗りのシカーラと絡み始める。
0:12:40 三人乗りのシカーラに前を通られる。
0:13:30 ひとしきり走って、状況を理解したつもりになって、つい独り言が出る。
0:14:45 クロスホールドでバテてきたので、ちょっと走らせて即タック、一休み。
0:15:40 風の神にブローをお願いするも、風、吹かず。
0:16:00 風向きがコロコロ変わって、振り回される。
0:16:45 練習艇に仁義を、もとい挨拶をしておく。
0:17:30 練習艇と一緒にコース・ラウンディングする気になった。
0:18:30 タックして上マークに向けるがレイラインに乗った自信がない。
0:19:04 やっぱり諦めてタック。
0:19:18 タックしたのに上マークのレイラインに届かず文句を垂れる俺。
0:20:00 ようやく上マーク回航。
0:20:20 でも、次のマークを見つけられない。
0:20:55 ブローが入って慌てるが、ジャイブを決意してベア、フネを加速させる。
0:21:00 マークめがけてジャイブ、沈寸前から建て直す。思わず自分を褒める。
0:21:07 実はサイドマークのレイラインに届いていないことを悟る。
0:21:17 ひとしきり己に文句を垂れて、バカ笑い。
0:21:35 気合を入れ直すが、360°勝手に回転して自分に呆れる。
0:21:50 再びジャイブ、サイドマークを回航。
0:22:12 下マークを発見してコースを再確認。
0:23:00 上りコース上に入って、ぼんやり漂う。
0:24:33 時刻(PM3:00)をチェックして、もうしばらく走ることにした。
0:25:55 クローズで暫く走ってタック。スターボードで上マークを目指す。
0:26:30 シカーラが前を横切る。
0:26:44 更にもう一艇、シカーラが前を横切る。
0:27:50 前を横切ったシカーラに追いつこうとして、ポートにタックする。
0:28:30 シカーラを捕らえたものの、練習の邪魔をしてはいけない。
0:29:32 そこで、彼らの後ろに回ってスターボードにタックする。
0:28:41 黄緑のブイ(上マーク)が見えた。
0:28:44 シカーラの乗員さん達は「届かないっ!」とか言っている様子。
0:29:12 前を行くシカーラが上マークを回航した。
0:29:20 こちらもゆっくり左に回頭、上マークを回航した。
0:29:24 先のシカーラとは距離が縮まらない。
0:29:41 次のマークが見えた。たくさんのシカーラが回航してラッシュ状態。
0:30:00 風速が上がってきて、フネが風上に向かって加速し始めた
0:30:10 アッというまにシカーラの風上にでてしまった。
0:30:15 サイドマーク回航はシカーラの外側を大回りするしかない。
0:30:20 ゆっくりハンドリングして、舳先を風下に向ける。
0:30:28 速度の乗りが悪いのでラダーが効かない。セールをパンピングして加速。
0:30:32 気合い一発でジャイブ。
0:30:36 フネのコントロールを取り戻してホッと一息、そして一言。
0:30:45 風下マークに向けて走り始める。
0:31:06 ヨット教室のデイセイラーが見えたので、近寄らないよう向きを変えた。
0:31:43 さらに風下マークに向かって走っていたら、目の前にシカーラと遭遇。
0:31:48 ちょっとラフィングして避けて、邪魔した事を詫びる。
0:32:00 ふたたびベアして風下マークに向かう。
0:32:13 スパッとラフィングしてスターボのクロスホールドで、上マーク周回に向かう。
0:32:34 前にいたシカーラを邪魔しないようにポートにタック。
0:33:31 元の向きに戻すためスターボードにタック。
0:34:16 風速が上がり、フネの姿勢をキープフラット。少し登り角度がよくなった。
0:34:55 上マークを視認。
0:35:03 先行するシカーラが上マークを回航した。
0:35:23 続いて、こちらも上マークを回航。
0:35:33 先行するシカーラを視認、追跡する。
0:36:25 サイドマークのまわりで不審な動きをするシカーラに追いついてしまった。
0:36:35 先行艇に続いて、サイドマークを回航。
0:36:43 練習艇に接近しすぎたので、安全の為に一声掛ける。
0:37:10 風のシフトに戸惑いながら、フネの向きを変えて心地よく走る角度を探す。
0:38:20 適当に風下に走ったのでラフィングしてクロスホールド。
0:38:34 左風上を走るシカーラを発見、危険回避のためタックすると声をかける。
0:39:12 目の前を横切るシカーラ、見張りが弱いことを悟りつつ漂って避ける。
0:40:10 避けたシカーラにタイミングを合わせてタック。
0:40:14 上マークを目指して走るシカーラ船団
0:40:45 後ろのシカーラとラインがクロスするものと勘違いしてタックした。
0:40:49 後ろで戸惑って止まっているシカーラに詫びを入れる。
0:41:10 気を取り直して、ポートで帆走。
0:41:21 スターボードにタック。
0:41:24 さらに増えているシカーラ船団。
0:42:15 すこしベアして船団と距離を取ったので、ポートにタックする。
0:42:23 そこにはまたもシカーラ。
0:42:35 そしてコーチボートであるデイセイラーの後ろを狙う。
0:42:42 デイセイラーの向こうに出たくないので、スターボードにタック。
0:43:13 上マークを視認するも、シカーラ優先で通過させる為にちょっと待ってみる。
0:43:17 とは言え、止まれないフネなので風下にジャイブ、ポートクローズの姿勢に。
0:43:31 すると未だシカーラが残っていた。
0:43:40 シカーラの後ろを通りすぎてスターボードにタック。
0:43:54 画面左端に上マークを視認。
0:44:00 先行するシカーラが上マークを回航した
0:44:12 こちらも上マークを回航、ベアする。
0:44:16 サイドマークに向けて先行するシカーラを追尾。
0:44:30 画面左にサイドマークを視認。
0:44:40 もう一歩、先を行く練習艇がサイドマークを回航。
0:45:10 目の前のシカーラがサイドマーク回航しつつジャイブ。
0:45:20 こちらもサイドマーク回航と同時にジャイブ。
0:45:25 突然、先行するシカーラに追いついた。
0:45:30 衝突防止のため、シカーラの後ろを通りすぎて回避。
0:45:40 下マークにランニングで帆走。(艇速が出ないので普段はやらない)
0:45:45 判りにくいランニングの方角を、ようやく見つけた。
0:45:55 ランニングは遅くて退屈なのでラフィングして、なんとなくアビームで走る。
0:46:44 ランニングで走ってくるシカーラを見つけて、回避のためラフィング&タッキング。
0:46:50 前方に連なる練習艇のシカーラ、こちらはスターボードで上マークを目指す。
0:47:25 ポートにタックする。
0:48:10 振れ回る風向きに翻弄されて混乱、独り言が出る。
0:48:13 ポートタックで走るのが面倒になり、ついタックしてしまった。
0:48:40 サポート艇が現れるが通りすぎるのを期待して突進。
0:49:00 期待どおりに通りすぎてくれて一安心。
0:49:03 ポートにタックする。
0:49:09 画面左端に上マークを視認、ポートクローズで回航アプローチを独り言で確認。
0:49:45 背後に水切り音がしてシカーラを視認、ベアして後ろに回りこんで回避。
0:50:00 シカーラの後ろに入るべくスターボードにタック。
0:50:10 タックが早過ぎた事を悟り、じたばたする。
0:50:40 マーク回航に届かないので、仕方無くポートクローズにタック。
0:50:55 この辺かなー、と思いながらスターボードにタックしてマークを狙う。
0:51:03 上マークに入れるラインに乗っていることを視認して一安心。
0:51:15 突然現れたディンギークラブのレーザー級。
0:51:20 上マークでベアするときメインシートを出すのが早過ぎ、アンヒール沈の恐怖におののく。
0:51:26 そのまま下マークにむけてランニングに持っていく。
0:52:08 クローズリーチで走ってくる2艇のシカーラを見つけて、ラフィングして避ける。
0:52:20 後ろのシカーラを交わしてラフィング、後方に回り込む。
0:53:35 練習艇が一斉に引き上げて来たら混雑して大変、と思ったので帰ることにした。
0:53:45 どこから来たのか、またしても突然現れたレーザー。
0:54:38 目の前に浮かんでいた黒い鳥が、画面左に向かって慌て気味に飛び立った。
0:55:30 白い鳥が突然、目の前の海面に真っ逆様に突っ込み、エサをくわえて左に飛び去った。
0:57:00 ハーバー水面の入り口で防波堤の巻き風で停滞するも、無事入港。
1:02:24 タッキングを繰り返しながらバースに帰還。

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