〜2006年10月15日 大阪北港ディンギークラブ ヨットレース〜

★★ 2006年10月14,15日 

Last update 2006.10.29
クルマ以外にも好きなものがあります。
そのひとつはヨット、特にディンギーヨットだったりします。
クルーザーヨットも嫌いではありませんが、ちょっとビミョー。
 

私の母港である『大阪北港ヨットハーバー』

そこには、私が通い始めた1989年以前からディンギーヨットクラブがあり、
何度となくヤマハ・シカーラという艇種で参加してきた。
最後のレースは1993年3月か4月のディンギークラブのレースで、
会社の先輩(今は上司)とヤマハ・シカーラに乗ってエントリーしたものだ。

ヨットレースは通常、一日に数回レースをやってトータルで勝負が決まる。
この最後のレースは出艇禁止になった程の強風で、我々のフネは重く鈍重なのが幸いして
コントロール不能になることなく豪快に走りきり、一位をゲットした。

これで止めておけば美しい過去の思い出話になるのだが。

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10月14日、土曜日に大阪北港ヨットハーバーに自分のディンギー・サボを持ち込んだ。

かつてはヨットハーバーに置き場所を確保していないと出艇できない規則だった。
しかし、最近の北港ヨットハーバーのホームページを見ていると、その辺りの記述がないことに気がついた。念の為、メールでハーバーに確認したら、有料ながら持ち込みOKとのことだった。ハーバー職員の方に話を聞くと、「今後は眠っているディンギーをお客様として呼び込みたい」ということであった。ただ、ヨットハーバー側としても受入態勢については手探りの部分が残っていて(トレーラーで来られた場合の置き場とか、艇サイズを制限するか否かなど)、まだ大々的に宣伝するには至っていないそうだが、基本的にはウェルカム!とのことだった。なので、当面はハーバーに問い合わせてほしいとも語っていた。要注意点としてはマストの先端に浮力体(発泡スチロールなど)を自前で取り付けることが必要である。セーリングゾーンは水深が浅く、ヤマハ・シカーラのマストが何度も海底に刺さってしまったことがある。かつては監視艇がレスキューしてくれたが、マストが折れるかもしれないことを承諾させられるのを覚悟しなくてはならなかった。(2006.10.14現在)

で、何年ぶりかと感慨に浸りながら出艇準備をしていると、古い顔見知りの方々が現れて「あした、草レースがあるから来てね!9時半から受付。」 という悪魔の囁きを残して去って行った。

その日は艤装3時間・セーリング30分という一日だったが、私のフネは滅多なことでは出会わない珍しいものなので、いろんな人が質問し、「普段どこで乗ってる?」「レースに出ないか」などと気安く声をかけてくれて、結構楽しかった。 30分のセーリングというのは結果的にそうなってしまったもので、あの難しい波でも今でも乗れるなぁ等と感じてしまったんである。

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かくして15日、にわかに体調が良くなり朝から起きられた私は、北港ヨットハーバーに向かった。

レースは3回走って結果を競うものだった。海上は淀川河口の対岸から風によるウネリが来ており、しかも白うさぎ(波頭が風で砕け散る)で、根拠もなく風は落ちると踏んで大きくドラフトの深いセールで乗るという大ボケをかまして、何度も沈したのだった。幸い、北港YHの規則でマストの先に浮力体を付けていたので起こすのは容易であったが、思うように走れず(フネの特性上の限界)、2レース目を棄権して小さいセールに交換し挑んだが、更に風速は上がっており、1レース目と同じ状態になった。違いがあるとすればプレーニングに入りやすく、方向コントロールが出来なくなったことだろうか。ジャイブ=沈、の図式は変わらないので「上手廻し(タッキング->ベア)」するしかなかった。 よほど危なっかしく見えたのか、競技スタッフに棄権を勧告されたが、コースを短縮して貰ってフィニッシュした。そんなわけで章典外、順位無しである。

なお、コースはいわゆるオリンピックコースで、上マークと下マークの中間に本部艇によるスタート&フィニッシュがあり、上マーク - フリーマーク - 下マーク - 上マーク - 下マーク - フィニッシュ というものであった。艇種の速度差から来るレース進行の遅れを最小限にするため、下マークの位置を艇種毎に替えている(フネにより向かうべき下マークが異なる)という工夫によって、スムーズなレース進行をしているのが、長年やっているノウハウだと感じ入ったものである。

今回のセーリングでは、SONYのDVカム+防水パックという組み合わせをマストのグースネック(ブーム)のちょっと上に括り付けて、レースビデオの撮影にチャレンジした。1レース目のゼネラル・リコール(みんながフライングしたので再スタート)の気合いも映ってるかもしれない。

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そんな訳で、ビデオ撮りが目的でレースは手段、と言っておこう。
来月(2006年11月第二週)もあるそうで、どうしたものか。

なお、ヨットの簡単な基礎知識は、こちらからどうぞ。


 ヨットハーバーとレース海面 

インターネット地図検索サービス『MapFan』より。

い囲みが大体のレース海面
(クリックすると大きな画像が表示されます)
 


 ビデオ 

mpeg1を再生できるプレイヤーが必要です。

ストリーミング配信ではありませんので、(Windowsでは)右クリックで「ファイルを保存」してご覧ください。

人指し指で左クリックするとWindowsメディアプレイヤーが起動して ビデオ再生がはじまると思います。
ところがこの操作は、このページを見ている貴方以外のwebアクセスを遅くする等、何かと影響が生じます。
これはサーバの処理能力が、映像が途切れないようにデータを送出することに割かれてしまうためです。

そのため、ダウンロード(ファイル保存)して見ていただくようお願いしております。
ダウンロードだとサーバの処理能力の範囲内で極力早くデータをお送りできます。
それに、データを保存する時間が省け、何度でも見直すことができます。
ご理解、ご協力お願いいたします。
 
 

【14日】自艇によるテスト撮影、バース前を走り回り、セーリングゾーンを軽く流して終わり。
【MPEG1/低画質版】 (474.8MByte)

【15日】出艇準備のセイラー達〜レース海面
【MPEG2/高画質版】 (546.0MByte)
【MPEG1/低画質版】 (171.4MByte)

【15日】第1レース
【MPEG2/高画質版】 (1579.8MByte)
【MPEG1/低画質版】 (495.9MByte)

【15日】第3レース(スタート数分後から)
【MPEG2/高画質版】 (970.5MByte)
【MPEG1/低画質版】 (304.7MByte)

【15日】レース終了〜バース回航、陸揚げ
【MPEG2/高画質版】 (389.8MByte)
【MPEG1/低画質版】 (122.4MByte)
 

15日の撮影分・分割なし【MPEG1/低画質】 (1094.5MByte)
 

※すべてSONYデジタルハンディカム DCR-PC3+スポーツパックSPK-PC2で撮影、TMPGEncPlus2.5でエンコード。

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