〜鉄道模型SNS「トレイン・トレイン」に展示協力〜
★★ 初日の会場にて。
Last Update 2009.09.10JRの夜行バス「ドリーム号」で新木場入りしたのはAM8時過ぎ。
東京駅八重洲口まで熟睡していた私は、都内の一般道を新木場駅目指してキビキビ走る
2階建てバスの大変豪快軽快な走りに、あわててシートベルトを締め直したほどでした。木材の街、新木場の朝は金曜日、朝食を摂った「松屋」のカウンターは、中も外も活気が溢れていました。
私は急ぐ必要もなかったので、やや年配の「松屋」スタッフの威勢のいい東京弁に聴き入っておりました。活動エネルギーをチャージしたあとは、りんかい線で国際展示場に移動。
ワシントンホテルの向こうを目指して歩く人波に混じって、東京ビッグサイトに着いたのでした。
写真をクリックすると大きなサイズで表示されます。
『トレイン・トレイン』アシアル(株)ブース
夕庵さんの作品を撮り忘れてしまいました、ごめんなさん。
出展協力された方々の作品群。
いずれも思わず唸ってしまう、凄い仕上がりです。
事務局の方と私(ゴーン辻)
某アシアル社員さんが、ほぼ個人で(趣味的に?)開発したという「謎の」サウンドマシーン。
動作原理には大変奥の深いものがあり、写真の形態に至るまでの開発者の語りには心底敬服しました。
商品化は「できたらいいな〜」とのこと。
アイマジックの鉄道模型シミュレーター(略称:VRM)の世界をインターネットで拡張する VRM Online
会場ブースで行っていたVRM Online のデモンストレーション動画(MOV形式 11.7MByte)
団体・個人のブース
個人的に一番観てみたかった、特攻野郎Bチームさんの作品群。
EF55とク5000はペーパーモデルです。EF55の後部デッキは、KATOポケット動力の手摺りを切らずにそのまま使っています。
細かいアイデアですが、素晴らしい着眼だと思いました。
なお、ク5000は彼らのホームページで配布されています。同じく、特攻野郎Bチームさんのスモールレイアウト。
スモールレイアウトの動画はこちら。
ヘビのようにクネクネ走る、Bトレイン小田急LSE車(MOV形式、7.3Mbyte)
2両連結の国電がグルグルと走る(MOV形式、1.3Mbyte)
国鉄色のキハ10が超タイトなレイアウトをブンブン走る[水平目線](MOV形式、3.9Mbyte)
国鉄色のキハ10が超タイトなレイアウトをブンブン走る[上から](MOV形式、1.6Mbyte)
ブリキでできた車両がガンガン走って、時々脱線する(笑)、ブリキワールドさんのご出展。
幼児向けの絵本から出てきたような「きしゃ・でんしゃ」が溢れる、とても味のある展示。
中央のレールから集電する3線式で、電源は何と交流。
走行方向は電気機関車にあるスイッチで切り替えます。ブリキワールドさんの動画
ED17牽引の客車列車が、目の前で脱線!(MOV形式、2.5MByte)
大変に珍しい(と思う)、軸配置1A1の電気機関車(MOV形式、0.5MByte)
巨大な運転台が目を惹いた、多摩あかつき鉄道さんのご出展。
シンプルですが、使いやすそうなポイント操作盤に興味を持ちました。
ポイント切替の操作は楽しいものですが、大規模レイアウトになると
操作ミスが起きにくい仕組みが欲しくなるものだと思いました。
A&B欠伸軽便鉄道 弁天ヶ丘線さんのご出展。
冊子を読んだ際に感じたガッシリ感はあまりなく、実物は遥かに繊細な印象でした。
展示場では火力を一切使えないので、塗装用コンプレッサから圧縮空気(約1気圧とのこと)を蒸気機関車に供給して
走行展示しておられましたが、火力で走るときのパワーと消費蒸気量は相当なものと伺いました。
実際にスチームアップして目覚めた機関車の迫力は、きっと相当凄いものだろうと思いました。火力の代わりに圧縮空気で走る蒸気機関車の動画(MOV形式、5.7MByte)
井上さん・星野さんご両名のこ出展。
意外に少ない立体展示の中でも、圧倒的な存在感と異国情緒でした。
どちらのブースか、失念してしまいました。
レールから自作したと仰る、その驚異の走りを動画(MOV形式@3.3MByte)でどうぞ。
出展全体が工事現場のような雰囲気を醸していた、ナローゲージ・ジャンクションさんのご出展。
電源に手回し発電機を使っているか、曰く「いつでもどこでも鉄道模型」。
手回し発電機=パワーパックなんですね。ナベトロの、押込み入線するだけでガイドに従って荷台が傾く機構には、目を見張りました。
手回し発電機の回転方向でトロッコ列車の進行方向が決まります(笑)
そのレスポンスの早いこと!発電機というより、釣り竿のリールと浮きの関係の如し。ナローゲージの走行動画[その1] (MOV形式、7.4MByte)
ナローゲージの走行動画[その2] (MOV形式、5.5MByte)
ナローゲージ機関車をテストベンチに載せて (MOV形式、2.1MByte)
早稲田大学理工学部職員鉄道模型同好会の、見る者を圧倒する集中列車制御装置。
オペレーターは3人がかり(運転2名、指令1名)、それぞれが運行票に従い、
声を掛け合っており、安全に整然と、そして淡々と運行しているのが非常に印象的でした。
これはもう、本物の鉄道運行(シミュレーター)かもしれません。
すくなくとも、運転ではない気がしました。
企業ブース
昨今の庭園鉄道の興隆によるものか、人が乗れる車両の展示が目を惹きました。
レールも規格化されているようですし、運転装置も小型化しています。
嗚呼、憧れの「ワールド工芸」さん。
宝石のような可愛い車両を供給してくれる、真摯な姿勢(とお値段)には毎回打ちのめされます。
ワールド工芸さんの新製品群。
バッテリーロコの次は、どこに向かうのでしょうか。
移動機が続くのか、製鉄所か、保線車両か・・・。
非常に高い矜持で知られる「IMON」さんの展示。
周回している列車の自然なカントが気になり、ピンク矢印の段差を発見。
さすがは IMONクオリティ と感心させられました。
小さい展示にもかかわらず衆目を集めていたLRT。
屋外展示ブース
OSLSC関東ひめはるの里のご出展。
ドラフトを響かせて蒸気機関車が行き交う中、
唐突にトラムが音も軽やかにやってきて、カメラ片手の運転手を乗せてスーっと走って行く、
ちょっと不思議な感じがした展示でした。新機区(ニイキク)さんのご展示。
ライブスチームとしては当日最大のものだったと思います。市川蒸気鉄道クラブさんのご出展。
巨大なオーバル形状の線路に、機関車が待機する数本の引き揚げ線。
そして、ひっきりなしに子供達が乗っては歓声を上げる、賑やかな展示でした。
不思議な重厚感のあるDC201電気機関車
ある意味、もっとも蒸気機関車らしいサウンドのB20
発車の瞬間、動輪の空転が迫力!C56
見掛けによらず(失礼)非常にスムーズに走る、草軽電鉄デキ形・電気機関車
なにやら貨車に仕掛けがあるような・・・。八木軽便鉄道倶楽部のご出展。
写真の車両は「てトロ」と呼ぶそうです。
自転車のペダルのようなレバーをグルグル回して、ゆっくり走ります。
モノが小さく可愛げがあり、家族にも受け入れられやすいかもしれません。
ただ、おとなには小さすぎるかも(笑)
写真はありませんが、横浜ライブスチームクラブによる
蒸気機関車のフリーラン展示がありました。
その他
同時開催イベント。
隣の棟で開催されていたアマチュア無線界の夏祭、ハムフェア2009。
蒸気機関車が走り回る向こうの空には、巨大なアンテナ群がそびえ立つ。
こちらにも、いつか行ってみたい。
(私はJJ3FDBというコールサインを持っています)
なんとなく、百合鴎。
(今回は利用せず)